お台場ーーーークソ企画の墓場


ヒトには無意識のうちに向かってしまう場所がある。
動物が道に迷っても帰り道を戻れるように、
この日の彼らもそうだったに違いない・・・。

              ーーーー昭和の文豪・ピザ男。






ー登場人物ー

tan-chan:主人公、博識で偏差値が高い。
     ブサイク、とみんなは言うがこれは私は失礼だと思う。
     彼はとにかく偉大な男、サムライ


ツネ:ドチビ、ドバカだが、野球と「アイズ」のケツの絵にかけては天才的。


ヤブ:彼はサッカ・・  いや、さして語る事もない、省略






水曜の夜の新宿


20時頃:3人は集まった。

23時を越えた頃:ツネ、終電をなくす。


tan-chan「だから帰れつってんジャン!今日どこも泊まれないぜ?」


ツネ「見損なった、おまえらそんなんでいいの!?」


こいつはいつもこう、こうやって終電を無くし人を困らせる。






クソ企画の始まりとは往々にしてこういうものである。


そして誰かがポツリと言った・・・







お台場じゃね?






出た――――――――――――――!




一番言ってはならない一言である。



さあ、始まった、
今は新宿、3人が決めた案は







「お台場まで歩いて海で朝日を見て帰る!」




ちなみに二人はビーサン、外は雨である。

さあて行くか。




ツネ「おれに任せとけ!」





1時間後ーー一行がついた場所は



・・・・代々木だった。



山の手線なら一駅、時間にして2分である。


最初から方向を間違ったらしい。
世の中始めが肝心だぁ





tan-chan「も、もう乗っちゃおうぜ、雨つえ―し!ずぶぬれでさみいよ!」



ツネ「なっ・・・・正解だな。おれもこれはおかしいと思った。」


ホントに調子のいいやつだ。







がたーんごとーん。


終電だった。山手線は新橋や浜松町まで行かず、品川止まり。



でも、おれ達は確かに進んだ。



およそ20分後、品川に到着。距離にしたら新宿ー代々木間の15倍はあろう。

科学ってすごい。電車マンセーである。
てか電車ワホーイ!!



こうして、am1:00頃品川につき、そこから歩くことに。雨はまだ強い。






ツネ「コレぐらいの雨で傘とか甘ったれんなし。」



たまにいるんだ、こういう気合野郎。
野球部の名残である。





一行は代々木のようなことが二度と起こらぬよう、まずは情報収集へ

そこで問題となるのが、


レインボーブリッジをどう渡るか?   という事である

一行は調査を続けた。
やがて誰かが言った。






おい!レインボーブリッジを越えるには




レインボーロード




からいけるらしいぞ!!











れ、レインボーロード・・・・・・
その名を聞いてあれを思い出さない奴はいないだろう。
マリオカートのあのコースを・・









落ちる







と、思いつつも三人はそこに向かった・・・


そこには信じられない光景が!
(ここで体を拭くためテレ朝のタオル、戦死)




















やってねえ




んーどれどれ営業時間8時まで、と。












ヘイ!タクシー!


こうして無事ついた三人は朝大江戸温泉へと向かい、
昼、冒険王に寄って帰りましたとさ。





                  おしまい           ケル