法律家タンの報告書
最近私は「危険な姉」という月曜九時のホームドラマを見ている・・・。
私がドラマ?落ちたものだ・・・
内容は借金を抱えた姉が東京で医者になり暮らす弟の元でともに暮らし始めるというものだ。
ふっ・・・・。
今日の内容は借金がついに弟にバレてしまうというものだ。
弟「なんでそんなこと隠してたんだよ!?」
姉「だって心配かけたくなくて・・・」
HAHAHAHAHAHA!!
あー愉快愉快。
こんなものを大衆の人たちは楽しんで見てるのか?
どれ、ここは一つ私が君達の目を覚ましてやろう。
弟「なんで黙ってたんだよ!!」
姉「だって心配かけたくなくて・・・」
タン「大丈夫ですよ。」
姉弟「タン先生!!」
タン「いいですか、父親の残した借金というのは・・・
基本的に払う必要ないんです」
姉弟「ええ!?」
タン「こんなのは軽い相続の問題で解決できます。いいですか?たとえばアナタの父親が借金をどこからか残してきたとしましょう。それの取り立てが突然、来た、と。
彼らは言います「5000万あんたの父親に貸したから返してくれ」、と。
しかし慌てる必要はありません。
借金の相続を放棄すればいいんです」
姉弟「そ、そんなことができるんですか!?」
タン「しかし、気をつけて欲しいのは相続を放棄するとは文字通りすべてを放棄することです。例えばこの例の父親が土地を持ってたとしても、相続を放棄すればその土地を相続することはできません。」
姉弟「それじゃ貸した方がかわいそう・・・」
タン「そうですね。だから貸す方というのは常にリスクを伴うのです。そのために担保をとっといたりしてリスクを回避するわけですね。そういった保険をかけてない場合は泣き寝入りするしかないのです。だから貸す方は慎重に色々手続きをするわけです。そういったリスクを回避する保険をはるわけです、お分かりいただけたでしょうか?」
姉弟「わかりました・・・、けどそれじゃ
僕等のドラマが台無しじゃないですか!?根っこから否定ですよ!」
タン「あちゃちゃ!!こりゃ失敬!!」
一同「あはははは!!」
法律家タンの旅は終わらない。
彼が次に訪れるのは・・・アナタのところかも知れません。