夜王とバレンタイン

2月14日はバレンタイン、これはサルでも知っている。


しかし、そこのモテナイアナタ。


この日は同時に「男」が試されるのです!!






今日は何事もなく昼まで寝てる。


もう、この日に期待しなくなったのは何年前か・・・・


「夜からバイトだし、ゴロゴロしよ」


と本片手にくつろぐおれ。


なんかありそうな書き出しだが、



なんもなかった・・・




んでバイト行くと販促に駆り出され、街を歩くと酔っ払いに15分ほど説教を食らう


「おまえ名前はなんてんだ!?」


「佐藤です。22歳フリーターです」


「ふん。しょーもない人生歩んでんだろ」


「そうです。だからこの職を失えないんです。仕事しなきゃなんです」



追い払う。



んで7時ごろ。ウチのバイトの唯一の女の子二人来店。


チョコをいただく


いや、そこは詳細を書くべきか




あのですね、ボクが「牛タンのどて焼き風」を仕込んでいるとですね、


後ろから「あの・・」と声がするわけよ。


んでオレ「ん??」


「今日バレンタインですよね、これ、作ってきたんで・・・」


といろいろ入った包みを渡される。



オレのセリフ


「マー―ジカヨ!!ありがとう!!やっほーーいい!!」





あ、もちろん義理ね。みんなに渡してたよ。二人で作ってきたらしい


しかし、義理を手作りとは・・・最近の女子高生は凝ってんなー・・


今、食べてます。





そして8時。我が店で長身イケ面。


写メの女はなぜかいつも肩が裸(どーいう状況だ!!)。


という通称「夜王」来店。



夜王もチョコをもらう。



「わーアリガトウ。めっちゃうれしいわ(ちょい関西)」


「・・・ん、髪切った!?」



え!?



切ってねえよ!!何行ってんだ!?



「・・・はい。」



ええええ!!



な、なるほど。さすが夜王。すごいぜ。




しかし、これだけではなかった。





11時


「丹ちゃん。そりゃないわあ」



「え、何がすか?」


「出しっぱだよーチョコ。そんなとこ追いてて溶けちゃったらどーすんの?」



た、たしかに!!調理場って意外と熱いし・・

・・ああ、よかった溶けてはない・・・がチョイぬるい・・



「え、じゃあOOさんもう食べたんですか??」



「食べてないよ!!ソッコー冷蔵庫にインだよ




や、夜王ーーー!!



たしかに・・女の子からすれば、放置されるより冷蔵庫の中に保管されてるほうがいい。


てかショック与えたかもしれん・・放置してんだもん。


「女の子ってそういうところで案外鋭いから気をつけたほうがいいよ!!」




「はい、師匠!!










・・・「マージカヨ!!アリガトウ!!やっほーーい!!




・・・ないな。